どんぴんからりん

昔話、絵本、創作(短編)などを紹介しています。

たこやはちべえ りゅうぐうたび

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   たこやはちべえ りゅうぐうたび/さねとうあきら・文 スズキコージ・絵/教育画劇/2003年

 

 これは昔話?はたまた落語?か。

 たこやきはちべえさん、船で九州から大阪に向かうとちゅう財布が海に落ちてしまい、ガラスの壺に乗って財布を探していると、迷い込んだのは竜宮城。

 「たろうはん、よう おもどりやした」とむかえてくれたのは、おとひめさま。

 「あんたはん、たまてばこ あけたわりには、としも とらんで・・。むかしのままや」

 まつのがつ らいから おくににかえすのは もうやめや とおとひめさまがいうと

 「うらしまはん。もうひとり おなりィ!」と、門番の声。

 おとひめさまが まゆ つりあげて きりりと にらんだから あわてて にげだしたはちべえさん。

 ふぐに おわれ くじらの潮吹きで ぐーんと 空を飛び ついたところが、なんとグレコ(グリコ?)の看板と くいだおれ人形の現代の大阪。

 はちべえさんがはいったガラスの壺を見つめる魚たちの豊かな表情、龍宮でむかえてくれる鯛、はちべえさんを おいかける ふぐの軍団の頭には はちまきと 見どころ満載。

 関西弁とスズキコージさんの絵がぴったりです。

 裏表紙には はちべえさんと 髭の浦島太郎がカメに乗って交錯しているので、おじいさんになった浦島太郎はたしかに竜宮城に帰ってきたようです。乙姫さまは おじいさんの浦島太郎を歓迎したのでしょうか。