
はてなし世界の入り口/森 毅 木幡 寛 文・文 タイガー立石・ 絵/福音館書店/1985年
面白い例示があります。
・ギリシャの大学者ゼノン先生が、カメとアキレスのかけっこで、アキレスがどんどんはしっても、走るたびにカメも少しは進むので、アキレスがカメにはおいつけないという何かだまされたようなゼノンのパラドックス。
これは2500年も考え続けられた問題といいます。
・少数のふしぎ、分数のふしぎ
1/3と2/3を足すと3/3で1
これを少数で計算すると0.3333・・と0.6666・・で、足しても1にはなりません。
少数と分数を習い始めた小学生から、どうしてと聞かれたら先生はうまくこたえられるのでしょうか。
・7等分
7等分も面白い
1を7でわると0.142857142857
6を7でわると0.857142857142
自分でやってみたら9、11、13、17にも少数が無限に続く数字。
同じ数字の並びが現れる不思議。 1/7と6/7を足すと1。
ところが少数を足しても、どこまでも0.9999・・と9が続いていきます。
無限小数と循環小数ですが、わかりやすく説明するのは難しそうです。
大きい数にはきりがなく。小さい数にもきりがない無限の世界がでてきて、はてなと思うばかり。
算数が好きになるか嫌いになるかの分かれ目がありそうな絵本です。
