田島征三
たべるぞ たべるぞ/田島征三/佼成出版社/2023年 人も動物も、虫も、魚も 食べる食べる 全ページ見開きで 食べる食べる 春も夏も、秋も冬も 食べる食べる お花見では、誰も桜を見ないで 食べる食べる 大きな魚が自分より小さい魚を食べ、その魚が小さい魚を食…
森の歌が聞こえる/田島征三・作絵 L・インシシュンマイ・オブジェ/偕成社/2024年 森の中の小さな村には、ときどき、どこからか風にのって、うつくしい歌がきこえてきた。その歌声をきくと、村人たちは、しあわせな気持ちになるのだった。その森にはピーとい…
た/田島征三/佼成出版社/2022年 タイトルが”た”の一文字。 「たがやす」 「たねまき」 「たちまち!! めがでた」 ”た”のつく言葉遊びかとおもうと・・。 稲作と人間とのかかわり。 稲が実ったあと 「たよる」 「たすける」 「たすけあう」 「たくわえる」 …
とわちゃんとシナイモッゴのトトくん/田島征三/ひだまり舎/2021年 とわちゃんが 誰もきづかないくらいの小さい池で見つけた魚は、「ぜつめつきぐしゅ」の珍しい魚シナイモツゴでした。 ところが、その池も 埋め立てられることになって、シナイモツゴのトトち…
つかまえた/田島 征三/偕成社/2020年 なにを”つかまえた”? 川の浅瀬で見つけた大きな魚。そうっと そうっと近づいていったら、足がすべり、まっさかさまに 水の中。 にがすもんか にがすもんか 手の中で ぬるぬる にぎると ぐりぐり いのちがあばれる。 せ…
おばけむら/文・南部和也 絵・田島征三/教育画劇/2004年 山の奥深くのひなびた村に、遠い村からある相談が持ち込まれました。村でつかまえたおばけを こちらの山奥に はなしてもいいかというものでした。 村長は「こまったときは おたがいさまじゃ、わしらの…
せきれい丸/作・たじまゆきひこ きどうち よしみ/くもん出版/2020年初版 冬の寒い朝、「明石のおばさんとこへ おいもと 魚を もっていってくれんか」と、お母さんにいわれ淡路島と明石をいききする「せきれい丸」に乗り込んだひろし。 船長がとめるのも きか…
いもさいばん/文・きむらゆういち 絵・たじまゆきひこ/講談社/2016年 おじいさんが丹精込めてそだてた さつまいもが、夜の間にだれかがこっそり盗まれてしまいました。 畑にこわい顔のかかしをたてても、次の朝、かかしはどろんこだらけ、わなをしかけても、…
うりのつるくるくる/田島征三/光村教育図書/2020年 うりのつるが、つるつる つるりん と のびて くるくる くるりん るんるるりん とのびますが、虫がやってきて 悲鳴をあげています。 つるで、くるくる くるりん りん! りん!りん! 虫の大群で茎が食いちぎ…
やぎのしずかの たいへんなたいへんな いちにち/偕成社/2011年 やぎのしずかが、ふたごのあかちゃんにミルクを飲ませるために パクパク ムシャムシャ ゴクン パクパク ムシャムシャ ゴクン と夢中になって草を食べていると、葉っぱの上で、ひるねをしていた…
猫は生きている/早乙女勝元・作 田島征三・絵/理論社 75年前、10万人がなくなった3.10の東京大空襲。 降り注ぐ焼夷弾のなかで、炎から必死で逃げ延びる人々。 焼け野原の川にすきまもなくうかぶ死体。 丸焼けになった消防自動車、鉄かぶとの男が運転台のハン…
ヒミツのかいだん/田島征三/小学館/2019年 四月になってもまだ雪の中の小さな学校の新入生は二人。 新入生のひとり、ユカは学校の中を探検です。すると小さなせまいかいだんをみつけます。三年 生のユウタロウが、郵便屋さんがあがっていったよというので、…
わたしの森に/アーサー・ビナード文 田島征三・絵/くもん出版/2018年 しんしん ししんしんしーんずしんしん ずしんずししーんとゆきのふるさまが表現されています。雪の風景が展開して、やがて春春の様子は からだもしっぽもふるえて はなさきは むずむずす…
まんげつのはなし/住井すゑ・作 田島 征彦・絵/河出書房新社/1982年 2006年に復刊ドットコムからも出版されていますので、絶版になっていたのでしょうか。 見返しに巻物の絵があり、でてくる人物は古代風の衣装です。 ただらの国に、ほだかの金丸という大金…
やまからにげてきた・ゴミをぽいぽい/作・絵:田島 征三/童心社/1993年 表面上は豊かな生活で、生活から出てくるゴミもさまざま。 ゴミを減らすために、リフューズ(断る)、リデュース(減らす)、リユース(再利用)、リサイクル(資源の再利用)の重要性…
どろんこそうべえ/作・絵:田島 征彦/童心社/2007年 子どもに大人気という「そうべえシリーズ」は三冊目で、関西弁の小気味よいリズムで、有無をいわせず展開します。 そうべえが、宴会中におちていったのは、土の中。 おけらがかずをかぞえると、だんだんわ…
とくべえとおへそ/作・桂 文我 絵・田島 征彦/童心社/2004年 上方落語「月宮殿星の都」よりとあります。 大うなぎを釣り上げたのはよかったが、うなぎに釣り上げられ雲の上までのぼってしまったとくべえさん。 そこであったのは、かつて助けたカミナリのごろ…
そうべえごくらくへゆく/作・絵:田島 征彦/童心社/1989年 えらいこっちゃ えらいこっちゃと関西弁でテンポよく進んでいきます。子どもにも大うけで何度も読まされたという感想もあります。 昔話にも、三人組が地獄で閻魔様をやりこめる話はありますが、地獄…
はたけうた/作・絵:田島 征三/福音館書店/1985年初版 表紙をよくよくみると五線譜です 大根、ニンジン、キャベツ、レタスからはじまり麦まで、野菜のオンパレード。季節感もあります。 「はたけのうた」とあって、掛け声がリズムを感じさせます。 はちやは…
しらないまち/田島征三/偕成社/2006年初版 遠足の日、“ぼく“はバスにのり遅れ、すぐきたバスにのったら、そこは不思議な世界。 タンポポの子どもたちが歩き、道端に生えているのは小鳥。 川にはパイナップル、バナナ、マンゴーが泳ぎ、畑には牛や豚や魚が育…
わっはっは/田島征三/偕成社/1994年初版 特に誰ときめて絵本を読んでいるわけではないが、このところ少しずつ作者の特色?がわかってきて、開く前からワクワク感がある絵本。 すごくシンプルですが、そういえばお腹かの底から「わっはっは」と笑うことが長…
あめ じょあじょあ/イ・ミエ・文 田島征三・絵 おおたけきよみ・訳/光村教育図書/2009年初版 雨のふるさまを、“じゃあじゃあ“ではなく”じょあじょあ“と表現されると何となく楽しい感じです。 この絵本を見た方の多くが、まずこのタイトルにひかれるのがわか…
ぐうぐうぐう/田島 征三/偕成社/1993年初版 眠る前に子どもに読んであげたい絵本。 ぐうぐうぐう・・・ つるも こうもりも かぼちゃも くじらも おもちゃも ぞうさんも いもむしも 文章は“ぐうぐうぐう”だけ。 リズムを楽しんで、ねむりにおちる子ども姿が…
ぼくのこえがきこえますか/田島征三/童心社/2012年初版 だれのために ころし、だれのために ころされるの?なんのために しぬの?ぼくたちの すがたは だれにも みえないけれど、あなたに つたえたいひとが ひとをころす せんそうのこと。あなたと おなじよ…