紙芝居(昔話)
かめの えんそく/文・絵 中谷靖彦/教育画劇/2009年(12画面) ぽかぽかいい天気。 あおいこうらのとうさんがめ、あかいこうらのおかあさんがめ、ちっちゃいこうらのぼうやがめが、遠足にいくことになりました。 おかあさんがめは、三日かかってサンドイッチ…
火をとりにいったウサギ/脚本・津田真一 絵・スズキ コージ/童心社/2023年(12場面) むかし、むかし火がなく。みんながさむさにふるえていた。 ある日、旅からかえってきた鳥から朗報がもたらされた。「火をみつけたよ! やまのてっぺんにあったよ!」 けも…
ブレーメンのおんがくたい/原作・グリム 脚本・川崎大治 画・宮本忠夫/童心社/1992年(16場面) 16場面とやや長め。 訳とはちがって、動物たちの なき声が 効果的に使われています。 ねこがはじめにでてくる場面 「どうしたも こうしたことも ニャいよ」 オ…
おひゃくしょうさんと だんご/作・こわせ たまみ 絵・村田エミコ/教育画劇/2009年(12画面) スリランカといわれなければ、日本の昔話と勘違いします。 隣の村で暮らす娘のところで、おいしいだんごをたべたお百姓さんが、帰る途中で石に足をぶつけ、だんご…
はなのすきな おじいさん/脚本・小林純一 画・小谷野半二/童心社/1998年(12場面) 中国の昔話。1964年発行。1998年に復刻。 貧しい暮らしをしているのに、それはそれは花の好きな秋じいさんが いました。 秋じいさんは、村の人に、花をおったりしないよう、…
なぞの あねさま/監修・松谷みよ子 脚本・桜井信夫 画・清水耕蔵/童心社/1998年(12場面) むかし、力じまんの3人兄弟が力だめしに旅にでました。旅のとちゅう、ある立派な長者の家の前に“立札があり、「知恵あり、力ある若者を むこにしたい」とかいてあり…
おにと おひめさま/脚本・堀尾青史 画・田島征三/童心社/2000年20刷(12場面) 「グリム童話傑作選」です。 2000年で20刷とありますが、初版は1961年です。 鬼の夫婦が王子さま、お姫さまをさらってきて食べようとしますが、逃げ出した二人が、追跡を振り切…
わらのうし/脚本・八百板洋子 絵・日柴喜洋子/童心社/2024年(12画面) ウクライナの昔話。絵本も出版されています。 むかし、まずしいおばあさんが、おじいさんに「わらで牛を作り、タールを いっぱい ぬって」くれるようおじいさんにいいます。 いったんは…
しっぺいたろう/脚本・津田真一 絵・田島征三/童心社/2018年(12画面) 人身御供の娘を助ける 旅の坊さんと、しっぺいたろうという犬の話。 「しっぺいたろうは おるまいの しっぺいたろうにゃ みつかんな」という話声で、しっぺいたろうを探すにいくと、そ…
しろい からす/脚本・上地ちづ子 画・福田庄助/童心社/1975年初版 ハトの餌を横取りするため、白くなろうとしたカラスが、小麦の袋にくちばしで 穴をあけようとすると 粉がいっぺんにでてきて ゴホンゴホンとせき込んでしまいました。 つぎに、染物屋さんで …
きんいろのうま/脚本・おかもとあつし 絵・伊藤秀男/童心社/2017年(12画面) 「むかしむかし とさの あるむら」とはじまるので、高知の昔話がもとになっているのでしょうか。 ある大晦日かの晩、貧乏で怠け者の吾作のまえに貧乏神があらわれ、「ながいこと …
だいくと ねこ/文・荒井悦子 絵・堀川 波/教育画劇/2012年(12画面) 北風の吹く寒い朝、まいごのねこを 家に連れ帰った大工の佐吉。みけと名前をつけ、一緒に暮らすことにしました。 ある日、仕事中に倒れてしまった佐吉は目が見えなくなってしまいました。…
アラジンとまほうのランプ/脚本・若山甲介 画・中村景児/童心社/1999年(16画面) 紙芝居はながくても16画面程度。もちろん原作が大分省略されているが、コンパクトにまとめられていて物語の雰囲気を味わうのには最適。 アラジンが古ぼけたランプを手に入れ…
におうと どっこい/泉さち子・文 西村達馬・画/教育画劇/1998年(12画面) 日本一の力持ちを自称するにおうが、唐という国には どっこいという男がいて、におうよりも ずうんと 力持ちだと 村の人に言われ、唐の国で力比べをしようと、唐の国にわたりました…
かみなりさまと くわのき/文・清水たみ子 画・安井康二/教育画劇/1998年/12画面 主人公は”げんごろう”という子ども。 源五郎と言えば、湖に落ちた源五郎さんが源五郎ブナになる話が知られていますが、この紙芝居では、雲から落ちたげんごろうが、クワの木に…
冬のわらたば/脚本・津谷タズ子 画・西山三郎/童心社/1991年(16画面) <こわーいこわーいおはなし>とありました。 あたり一面雪で、山仕事に出かけられないので、ばあさまは、大根を煮て。じいさまは ゆきぐつでも編もうと、土間につんであったわらたばを…
ふしぎな はな/脚本・絵 藤田勝治/童心社/2009年 ジャワの月下美人にまつわる花の話。 むかしジャワ島の王さまは、優しい王さまでしたが、国が栄えるにしたがって 横暴になりました。 大臣たちが、キアイというえらい坊さまに相談すると、キアイはさっそく …
まほうの くびかざり/原作・グリム 脚本・堀尾青史 画・かみやしん/童心社/1991年(16画面) きのみやきのこをとりに森にやってきた娘をよめにしようと 森の中に住む三人の泥棒が、たがいに争った挙句、泥棒たちは、三人とも 共倒れ。 娘は森の中で迷子にな…
おんどりと二まいのきんか/安藤美紀夫・訳 堀尾青史・脚本 画・うすいしゅん/童心社/1993年 むかし、貧乏なじいさんが、とてもおおぐいの おんどりと 暮らしていました。 「もっとおくれ。これっぽちじゃ いやだよ!」と、おんどりがいいますが、貧乏なおじ…
豆っ子太郎/作・川崎大治 画・岡野和/童心社/1979年(16画面) 「子どもがひとりほしいもんじゃのう」とはなしあっていたじいさまとばあさまがさずかったのが、丸太から生まれた豆粒ほどの小さな小さな男の子。 何年たってもちっとも大きくならなかった豆っ…
アリと バッタと カワセミ/脚本・絵 イ・スジン/童心社/2010年(12画面) アリとバッタ、カワセミが いまの姿になった韓国の由来話。アリがずんどうで、まだバッタに髪の毛が生えていて、カワセミのくちばしが短かかったころの話。 三人?が遊んでいて腹が減…
うしになった おとこのこ/脚本・津田真一 絵・藤田勝治/童心社/2021年 ぐうたは、おっかあと ふたりぐらし。おっかあの仕事も手伝わないで、今日も、朝からぐーぐーねている ぐうたらなこ。 おっかあは、どうにか おもてにつれだして シバかりを てつだって …
あひるのおうさま/脚本・堀尾青史 画・田島征三/童心社/1998年(12画面) フランスの民話からとありますが、昔話によくみられる流れです。 王さまに貸したお金を返してもらいに、アヒルは王さまのもとへ。 途中でキツネとハチと川に出会い、おなかの中!!に…
かばが おおきなくちを あけるわけ/脚本・こがようこ 絵・夏目尚吾/童心社/2020年 アフリカの昔話から。 むかしむかし、太陽がギラギラてりつける陸にすんでいたカバ。 からだがやけるように あつい。そのとき、きもちよさそうにおよいでいる魚たちをみつけ…
こびとのくつや/脚本・たかどのほうこ 絵・松成真理子/童心社/2017年 「こびとのくつや」は、貧しい靴屋が、こびとがつくってくれた靴のおかげで、だんだんくらしがよくなり、お礼にこびとに服を作ってあげると、こびとは大喜びし、それからは あらわれなく…
イワンの ばか/原作・トルストイ 脚本・横笛太郎 画・土方重巳/童心社/1997年(16外面) あるところに三人の兄弟がいました。一番上のセミョーンは軍人、二番目のたいこばらのタラスは町で商売をはじめましたが、三番目のイワンは農作業を一心にしていました…
うみからきた おとこのこ/再話・絵・堀内誠一 脚本・堀内紅子/童心社/2019年(20 画面) 海で遭難したと思われていた、ひとりぼっちの貧乏な鍛冶屋が、三月ほどしてひょっこりかえってきました。しばらくすると 鍛冶屋のところに、オラフというちいさな男の子…
じいとてんぐの とりかえっこ/原作・渡部豊子 脚本・絵:藤田勝治/童心社/2023年(12画面) ある日、じいさまは、てんぐさまに声をかけられ、すみやきしょうばいと てんぐしょうばいをとりかえた。 すみやきのじいさまのかっこうをして ばあさまのいる家にい…
まほうのひょうたんいけ/文・柴野民三 画・小松 修/教育画劇/2000年 地主の十べえさんの屋敷には、ひょうたんの形をした大きな池があり、くびれたあたりに橋が架かっていました。十べえさんは、いつも橋の上から、ぱらっこ ぱらっこと、えさをまいていました…
おとうさん/脚本・与田準一 画・田畑精一/童心社/1998年(12画面) ひとりぼっちのマンガラン・グリーン・ベクーという魔物が、川で遊んでいるぼうやをみて、お父さんになってみたいなと、ぼやのお父さんに変身し、本当のお父さんが、目を離したすきに、ぼう…