
よもぎがはらのおともだち/あまんきみこ・さく やまわきゆりこ・え/PHP研究所/1985年
あまんきみこさんのやさしさと、なつかしさを覚えるやまわきさんの絵です。
よもぎがはらで、ともちゃんの風船を飛ばしてしまったたあちゃん。
わざとではなかったのですが、二人はケンカわかれ。
次の朝、たあちゃんが目を覚ますと外は雪。窓の下からてんてんもようが続いています。
ことりでもねこでもいぬでもないとあとをついていくと・・・。
てんてんはだんだんおおきくなり、一軒の家へ。
そこは8人兄弟のねずみの家。
そこにはともちゃんもきていて、ケンカ別れをした二人をみていた、ねずみの一家が、二人を仲直りさせるために、てんてんの足跡をつけていたのです。
ちょっとしたすれ違いで、なかなか素直にあやまれないのはよくあること。
でも、ちゃーんと救い主があらわれるんですね。
表紙は、よもぎがはらで遊ぶ二人を見ている小さな小さな8匹のねずみ。
ねずみの家にいくときは、ちゃんと小さくなる様子を、足跡が大きくなる様子と対比させています。
ケンカの原因になった風船は、ねずみがひろってくれています。
