
ゴッホとひまわり/バーバラ・ストック・作 かわのなつみ・訳/月と文社/2025年
ゴッホがアルルの黄色い家に住みながら絵を描いていた頃のおはなしとありました。
みんなが みのがしてしまう ものの なかに ゴッホは うつくしさを みつけます。
ふるいくつ、こせいのある ひとたち、き、くさ、とりのす、くも、あめ、ふかい どろの いろ、ひまわり・・。
せかいは たくさんの うつくしい いのちで みちている!
カナは使われていますが、漢字は出てきません。小さい子がじぶんでよめるような工夫でしょうか? 鳥の巣が出てきますが、ヒナたちはTシャツを着て、背中には番号、ねだっているのは飴で、お父さんの前にはパソコンと いかにも現代風。
ゴッホが描いた絵が、九点、構図の中に巧みにとりいれられていますが、なじみがない絵もありました。
ところで、「ひまわり」の絵ですが、全部で七枚。そのうちの一枚は、東京の美術館にあるということです。満開のものだけでなく、茎が折れたもの、葉っぱがすこしちゃいろくなっているものも えがかれているとあったので、あたってみたらたしかにそうでした。見ているようでも じつはみていないということ。かんぺきなものだけでは つまらないということなのかも!。
