
山の木、とどけ! つなげる つながる 木の仕事/キッチンミノル/テキサスブックセラーズ/2025年
新しい、木の机の誕生までを、木をきりだすところからはじまります。
山の木をきりだすためには、まず 木を運ぶための 道づくりから
クローラーダンプで、丸太を運び
大きなトラックに積み込まれ、原木市場へ
競り落とされた丸太は、製材工場へ
板や角材となって 建築会社や工務店、工房へ。
作者が五年かけて取材したという写真集です。
林業は、植え付け、下刈り、枝打ち、間伐、市場へ出荷と、育つまでは何十年という長い歳月がかかります。
日本には、木材が豊富にあるように見えて、外国産におされているのは、山の奥深くから、それを切り出し、運ぶのが大変で、採算があわないからでしょうか。
木という身近な存在を、源までさかのぼって考えられる絵本。
石油製品からつくられる製品と違って、あたたかみのある木材製品。地球に負担をかけない木材を見直したいものです。
しごと絵本シリーズの一冊ですが、林業の魅力がややよわいでしょうか。
