
だいじょうぶ だいじょうぶ/いとうひろし/講談社/2006年
子どものころ、ケガしたときに、よくいわれたのが、「痛いの痛いの飛んでいけ!」
自分の子どもにもよくいっていました。
それから、「ちちんぷいぷい」もよく言っていた気がする。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」も、そんな言葉のひとつでしょうか。
なんの根拠もないのですが、こうした言葉は、魔法?のようで 気が安らぎます。
こまった ことや、こわいこと、おそろしいことがあったとき、おじいちゃんだけでなく、だれかから「だいじょうぶ だいじょうぶ」と、声をかけてもらったら、安心するのかもしれません。
仕事上の失敗や、人間関係で悩んでいるときにも、こうした言葉をかけられたら、乗り越えるきっかけにもなったのかもしれません。残念ながら、こうしたことが、あまりないままに過ぎてきました。
いまは、他人に声をかけるのもはばかれるご時世。人間関係がうまくいってこそ、魔法の言葉が生きてきます。
”ぼく”とおじいちゃんとの思い出が、やさしく描かれていました。
1995年発行の絵本を大型版として2006年に発行されたものです。
