どんぴんからりん

昔話、絵本、創作(短編)などを紹介しています。

へびのニョロリンさん

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   へびのニョロリンさん/富安陽子・文 長谷川義史・絵/童心社/2024年

 

 冬眠から覚めたへびのニョロリンさんは、古い皮を脱ぐために、華の小道をニョロリン ヘロチン でかけていきました。

 山のふもとに、古い家がポツンとたっていて、すみごこちがよさそうと、天井裏へ のぼっていきました。

 すんでいたのはトメばあさん。屋根裏で何か音がすると 様子を見に行くと、びっくり へびが とぐろをまいているではありませんか。

 ニョロリンさん、礼儀正しいので、トメばあさんも あいさつを かえして、それからは、いっしょに 朝ご飯を食べたり お散歩をしたり。

 

 ある夜、ニョロリンさんが 家の縁側で 夕涼みをしていると、そこにやってきたのは、ドロボウ。

 ニョロリンさん、そうとはしらず、おむかえしようと からだをまいて、正座しました。

 ドロボウは、縁側に 座布団がおいてあるだとおもいましたが、座布団が いきなり 口をきいたではありませんか・・・。

 

 「おはニョロございまーす」
 「こんばんは、なにか ごようニョロか?」
 「さあ、さあ、どうぞ こちらへ。ニョロっと おあがりください」

 と、ニョロリンさん、ニョロ語の連発。それだけでなく、表紙の見返しに、象形文字のようなニョロ語まで。

 

 トメばあさんの出番が少ないのが、残念でした。

 

 そういえば、今年はヘビ年でした。

 

 

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