よくばりな カササギ

　　　よくばりな カササギ/I.C.スプリングマン・文 ブライアン・リーズ・絵 どい あきふみ・訳/徳間書店/2014年

　ないない　なんにもない　とおもっていたカササギが、友だちのネズミから、ビー玉をひとつもらいました。

　「ほかにも　ほしいな」

　すこし　ふえたぞ「もっとほしいよ」

　よーし　どんどんあつめるぞ

　まだまだ　あつめるぞ

　カササギは、いろんなものを、どんどんあつめはじめます。

　あつめたものを　よくみると

　レゴブロック、鍵、真珠のネックレス、コンセント、スプーン、櫛、おもちゃ・・・・。

　ところが、よくばりすぎて、巣がこわれてしまいました。

　すこし　へらそうよ。

　もうすこし　へらそうよ。

　こんなに　たくさんは　いらなかったんだよ。

　そして、残ったものは？

　あつめたものをひとつひとつ探していく楽しみもあります。

　人にも　よく　よく　ある風景。よくよく考えると本当に必要なものは　それほどありません。買う前に考え、買ったら長く使い　資源を　無駄にしない　生き方で！

　カササギ、よくみると足に標識のリングが。一度人間につかまったのかな。